海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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【アメリカの鉄道】 サンフランシスコの通勤鉄道「カルトレイン」

[2017年2月]

カルトレイン (Caltrain) は、カリフォルニア州のサンフランシスコからサンノゼまでを結ぶ通勤鉄道 (コミューター・レール) です。現在は非電化の一路線のみが運行されています。

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カルトレインの南のターミナル駅、サンノゼ・ディリドン (San Jose Diridon) 駅。この駅からは他にも、別の通勤鉄道のアルタモント・コリドー急行 (Altamont Corridor Express, ACE) やアムトラックの長距離列車なども発着しています。近い将来には都市鉄道のバート (BART) も接続される予定で、更にはカリフォルニア高速鉄道の停車駅となる計画もあります。


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ディリドン駅の裏手には、サンタクララバレー交通局 (Santa Clara Valley Transportation Authority, VTA) のライトレールも接続しています。


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ディリドン駅の駅舎内。窓口はアムトラック専用で、カルトレインの切符は自動券売機で購入します。カルトレインでは信用乗車方式が採られており、乗車前の切符購入が義務付けられています。


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ホームに停車中のカルトレインの列車 (左側)。この列車に乗って、北の終点サンフランシスコを目指します。右側はアムトラックのキャピトル・コリドー (Capitol Corridor) の列車です。ほとんどのカルトレインの列車はこのディリドン駅を始終着駅としていますが、平日のピーク時間帯の一部列車には、更に南のギルロイ (Gilroy) まで運行されるものもあります。


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客車は日車製の二階建て客車。多くのカルトレインの列車で使われている主力形式です。他にも、ロサンゼルスの通勤鉄道「メトロリンク (Metrolink)」から中古で購入した二階建て客車が、快速運転を行う一部列車を中心に充当されています。北行き (サンフランシスコ方面) の列車は、運転台付き客車 (キャブ・カー) を先頭にした推進運転で走ります。


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ギャラリー・カーと呼ばれる、中央が吹き抜けになった車内。検札を容易にするために採用された構造で、アメリカの他都市の通勤鉄道でも見られる方式です。


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サンノゼを出発した列車は、サンタクララ (Santa Clara) を過ぎて、アムトラックが走る路線とも別れ、一路北を目指します。


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カルトレインの途中駅は非常に簡素で、写真の様にどこまでが道路かわからないような駅もあります。駅というより停留所と呼んだ方が良いかもしれません。各駅でコンスタントに乗車客があり、サンノゼ出発時点では空席が目立っていた車内も、徐々に混雑していきます。


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車窓にはずっと住宅地が続き、正直あまり面白味はありません。


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複数の大手IT企業が拠点を置くことで知られるパロアルト (Palo Alto) の駅。街自体の知名度とは裏腹に、この駅も他と大差ない簡素さです。


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ミルブレー (Millbrae) 駅ではバートに接続。この駅で多くの乗客が下車します。カルトレインのホーム上にバートへの乗り換え改札口があり、乗り換えは至便です。


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サンフランシスコのダウンタウンの高層ビル群が見えてきました。終点はもうすぐです。


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サンノゼから約1時間半で、終点のサンフランシスコに到着。主力形式であるEMD製のF40PH型ディーゼル機関車が並びます。


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カルトレインは2020年までに電化される計画です。現在の日車製客車も、スイス・シュタッドラー (Stadler) 社製の二階建て電車に置き換えらる予定となっています。


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サンフランシスコ駅は、正式名称をサンフランシスコ・4th&キングストリート (San Francisco 4th and King Street) 駅と言い、その名の通り4thストリートとキングストリートが交差する場所に位置しています。駅舎は小振りですが、多くの発着線と留置線が備えられられた比較的大規模な駅です。


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サンフランシスコ駅はダウンタウンからやや離れた、若干不便な場所に位置しています。ダウンタウンまでは徒歩も可能な距離ですが、駅前からはライトレールのミュニ・メトロ (MUNI Metro) も接続しており、こちらに乗り換えた方が便利です。将来的にはこの駅を地下化し、地下を通ってダウンタウンまでカルトレインの路線を延伸させる計画があります。


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