海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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ニューヨーク・メトロノース鉄道ハドソン線

[2011年6月]

今回乗車したのは、ニューヨークの通勤路線である、メトロノース鉄道のハドソン線 (Hudson line)。ニューヨーク・マンハッタンにあるグランド・セントラル駅から、ハドソン川に沿って北上する路線です。

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かつては取り壊しの計画もあったとされる、百年以上の歴史を持つグランド・セントラル駅の巨大な駅舎。高層ビルに囲まれ、目立ちにくい存在ではありますが、近くで見るとなかなか圧巻です。


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高い天井が印象的なコンコース。訪れる観光客も多く、写真を撮っている姿をよく見かけます。


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華やかなコンコースとは対照的に、プラットホームは薄暗く、少々殺風景な感じ。改札口はなく、自由に立ち入ることはできます。プラットホームはすべて地下にありますが、初心者には少々場所が分かりにくいかもしれません。


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こちらが、今回乗車するハドソン線、ポキプシー (Poughkeepsie) 行き列車。客車タイプの車両ですが、後ろ側にも運転席がついたプッシュプル方式を採用しています。なおハドソン線は、途中のクロトン・ハーモン (Croton–Harmon) 駅までが電化されており、終点のポキプシーまで行く列車が客車タイプ、途中のクロトン・ハーモンで折り返す列車が電車タイプと、車両が使い分けられれています。車両の種類を選択して乗車したい場合でも時刻表から車種が判別可能です。


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牽引機は、電気・ディーゼル兼用型機関車のP32AC-DM。排ガスの規制がかかる都心の電化区間では電気で動き、郊外の非電化区間ではディーゼルエンジンで駆動するという話ですが、電化区間でも常にエンジン音がしており、いつ駆動方式を切り替えているのかは正直よく分かりません。集電方式も第三軌条なので、パンタグラフの上げ下げといった視覚的な見分けも困難です。


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車内は2-3列の固定式クロスシート。オフピークの時間帯ですが、発車時には乗車率は6割程度で、まずまずの利用率のようです。なお、このメトロノース鉄道では、通勤時間帯 (ピーク) とそれ以外 (オフピーク) とで運賃が異なります。


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グランド・セントラル駅を出た列車は、すぐに地上に出て、ハーレム125丁目 (Harlem-125th Streeet) 駅から先は地上走行となります。


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進行方向左手に、マンハッタンとブロンクスを隔てるハーレム川が現れます。写真に見えるのは、ハドソン線から分岐してペンシルベニア駅方面へ向かう、ウエスト・サイド線のスパイテン・ダイヴィル旋回橋 (Spuyten Duyvil Bridge)。ハドソン線と線路を共用するアムトラックの長距離列車は、グランド・セントラル駅を発着せず、この橋を通ってペンシルベニア駅に向かいます。なお、あの橋の向こうがハドソン川です。


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ハドソン線に沿って快走する列車。美しい車窓ですが、大都市らしい印象に乏しく、ほとんどの区間がローカル線のような雰囲気です。


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列車は50分ほどで、電化区間の終点、クロトン・ハーモン駅に到着。列車は引き続き、この先の非電化区間へ直通していきます。今回はこの駅で下車します。


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電化区間の終点ということで、この駅止まりの列車も数多く設定されていますが、駅自体は特に何もなく、昼間はひっそりとしています。


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ペンシルベニア行きのアムトラックの列車が到着。乗る人も降りる人も無く、しばしの停車の後、そのまま走り去ります。


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帰りは電車タイプの車両に乗車。電車タイプには、旧型のM3系と、新型のM7系の2形式があります。今回乗車する写真の車両は、新しい方のM7。


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車内は先に乗車した客車タイプと同様の2-3列の固定式クロスシート。新旧の差があるとはいえ、客車と電車とで、あまり大きな雰囲気の違いはありません。


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再び、出発点のグランド・セントラル駅の地下ホームに到着。となりには、同じメトロノース鉄道のニューヘイヴン線 (New Haven Line) の赤い電車が停まっています。


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